
心電図検査では、心臓の電気的活動を記録し、心臓のリズムや心筋の異常を把握することができます。
具体的には、不整脈、狭心症、心筋梗塞などの心疾患の検出や、心筋肥大などの心臓の構造異常の診断に役立ちます。
心電図でわかること
不整脈:心臓の拍動のリズムが乱れている状態。心房細動、心室細動、期外収縮など、様々な種類があります。
虚血性心疾患:心臓の血管が狭窄・閉塞し、心筋への酸素供給が不足している状態。狭心症、心筋梗塞などがあります。
心筋の異常:心筋の肥大、心筋の病気(心筋症、心筋炎)、心筋の虚血など。心電図でこれらの異常が確認されることがあります。
心臓の構造異常:心臓の大きさや形が異常になっている場合も、心電図で確認できることがあります。
24時間ホルター心電図
ホルター心電図検査では携帯用の小型心電計を用いて、長時間(24時間)にわたり心電図を記録します。
この心電図の解析を通して日常生活における心臓の動き(拍動)を調べ、異常がないかを検査します。
胸部に数ヶ所シール状の電極を貼り、心臓の動きを心電計に記録します。